鬼頭健吾

Inconsistent Surface 撮影者:上野 則宏

INTRODUCTION

Inconsistent Surface

inconsistent surfaceについて。本作品は2011年に国立新美術館のアーティストファイル展に出品するために制作した作品です。その当時私はベルリンに住んでおり、一時帰国で日本に帰るとき成田から東京までいつもバスを使っていました。そのときにベルリンの整然と並んだ建物と、東京のアジア的でバラバラな建物のファサードがとても気になり、スカーフという素材を使い表現できないかと考えたのが始まりです。実際の展示では600枚くらいのスカーフを繋げて床に置き、風を起こすことでゆらゆらとその大きな布が動くというものでした。ただ搬入当日は3月11日で、その後オープンは一ヶ月遅れでしたが展示を見た人たちは津波のように見えるという意見を多数いただき自身にとっては初めてアートいうものは何かを予見するものなのだと感じた転機になった作品でもあります。今回は天井から吊り下げて設置するという異なった視点で見ることができるのでとても楽しみです。

PROFILE

1977年愛知県生まれ。 名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業。京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。 2008-2009年に五島記念文化財団の助成を受けニューヨークに滞在。2010年文化庁新進芸術家海外研修員として 2年間ベルリンに滞在し、その後ドイツベルリンにて制作活動。2015年帰国後、群馬県高崎市在住。現在、京都芸術大学教授。 フラフープやシャンプーボトルなど、工業製品の現代的なカラフルさと、生命体や宇宙を感じさせるような広がりを融合させた作品で国内外から高い評価を受ける。 主な個展にハラミュージアムアーク「Maltiple StarI,II,III」展、グループ展には、森美術館「六本木クロッシング 2007:未来への脈動」展、国立新美術館「アーティストファイル」展、エルミタージュ美術館「Mono No Aware」展、高松市美術館「ギホウのヒミツ」展がある。2020年には京都市京セラ美術館にてリニューオープン後、初の展覧会として個展 「Full Lightness」、2021年、rin art associationにて「big rip」展が開催された。

Inconsistent Surface 撮影者:上野 則宏.jpeg

参加会場

​グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ

〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3