落合陽一 

(c)Yoichi Ochiai

INTRODUCTION

Re-Digitalization of Waves

落合陽一は東京を拠点に活動するメディアアーティストで、デジタルネイチャーに向けて物理的な形態とデジタルの形態の境界を探求しています。

本作品の元となった「借景,波の物象化」は、空中に浮遊する鏡面の彫刻が風景を切り取って回転し、人間の魂と風景の調和と変容を私たちに思い起こさせる作品です。2019年に制作され、チベット仏教のマニ車という仏具と、アジアの庭園にある「借景」のコンセプトから着想を得ています。本作品はこの作品からNFTのために制作された新作シリーズです。

作家は、ボケ具合が大きくなるのが特徴的なオールドレンズとデジタルカメラを用いて、「物質化」したインスタレーションから映像インスタレーションを撮影しています。この過程で、「計算機で生成された物理的な彫刻」を、動きのある視覚的なNFTに再デジタル化しました。デジタルと物質化の輪廻転生を表現し、デジタルネイチャーの風景を調和させる作品群です。

つまり3Dデータから彫刻が制作され、その彫刻からデジタル作品が生成され、そのデジタル作品からさらに新たな平面作品が生み出されます。デジタルと物質の境界を行き来しながら作品形態も経済的にも循環していく円環型の作品です。

PROFILE

メディアアーティスト.1987年生まれ.2010年ごろより作家活動を始める.境界領域における物化や変換,質量への憧憬をモチーフに作品を展開.筑波大学准教授, 京都市立芸術大学客員教授,大阪芸術大学客員教授,デジタルハリウッド大学特任教授,金沢美術工芸大学客員教授.2020年度,2021年度文化庁文化交流使,2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーなどを歴任.写真集「質量への憧憬(amana・2019)」など.2016年PrixArsElectronica栄誉賞 ,EUよ りSTARTSPrizeを 受賞 ,2019年SXSWCreativeExperienceARROWAwards受賞,Apollo Magazine 40 UNDER 40 ART andTECH, Asia Digital Art Award優秀賞,文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品多数.
主な個展として「Image and Matter(マレーシア・2016)」,「質量への憧憬(東京・2019)」,「情念との反芻(ライカプロフェッショナルストア銀座・2019)」,「未知への追憶(渋谷マルイMODI・2020)」,「物化-Transformation of Material Things-(香港アーツセンター・2021)」「環世界の遠近法(北九州いのちのたび博物館・2021)」,など。常設展として,「計算機と自然、計算機の自然(日本科学未来館・2019)」,その他の展示として、SIGGRAPH Art Gallery, ArsElectronica Festical, Media Ambition Tokyo,AI More Than Human(バービカンセンター、イギリス・2019),おさなごころを、きみに(東京都現代美術館・日本)など多数出展.『New JapanIslands 2019・2020』エグゼクティブディレクターや「落合陽一×日本フィルプロジェクト」,「SEKAI NO OWARI at TIMM@ZeppDiverCity東京」などの演出を務め,さまざまな分野とのコラボレーションも手かげる
https://yoichiochiai.com

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参加会場

船場エクセルビル

〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目2−11 船場エクセルビル 2F