宇宙の真理とは、私たちの生きている現実とは、一体どう成り立っているのか。「コズミック・エネルギー」展のテーマを参加アーティストたちがπ中間子理論研究の第一人者である京都大学教授の橋本幸士氏を迎えて語り合う「PION - オリジントーク」が、12月24日（日）、展示会場のある大阪大学中之島センターで行われました。
右からアーティストで京都大学教授の土佐尚子氏、アーティストの野村康生氏、京都大学教授の橋本幸士氏、展示キュレーターの斯波雅子氏
会場の大阪大学中之島センターは、参加アーティストの野村康生氏がアーティスト活動を通して提唱する「PION理論」の元となる、湯川秀樹博士がノーベル物理学賞受賞のきっかけとなったπ中間子理論を発見した場所でもあります。シンクロニシティが重なり実現した今回のトークでは、橋本教授がPIONとは何かを紐解き、土佐氏が手がけた湯川秀樹博士のドキュメント映像からなぜ湯川博士はπ中間子を予言できたのか、その奥にある東洋思想や世界観を語り合い、最先端の高次元宇宙の話題へ。さらにコロナ禍を経て地球全体が結びつく新しい時代の幕開けを予感させる展開になりました。
コズミック・エネルギー：宇宙の起源 関連プログラム「PION - オリジントーク」の模様は、下記のYouTubeで公開されています。
テクノロジーを駆使して見えない世界を可視化するアート「コズミック・エネルギー：宇宙の起源」展は、12月28日（木）まで。
「世界をどう見るかで世界は変わる」ことに気づき、原子核をつなぐπ中間子を考えた湯川博士のドキュメンタリー映像も公開されています。
「コズミック・エネルギー：宇宙の起源」
大阪大学中之島センター 5F いのち共感ひろば